「古典の日に関する法律」(平成24年9月5日施行)により、11月1日は「古典の日」と定められています。これを記念し、広く古典に親しむ機会として文学講演会を開催します。
今年は市制施行70周年記念事業として、「全国報徳サミット秦野市大会」が11月1日に開催されるため、報徳仕法を取り上げ、講演会を開催します。
【テーマ】「小田原藩の改革と報徳仕法」
【日時】10月11日(土曜日)午後1時から午後3時 (午後0時45分開場)
【講師】馬場弘臣(ばば ひろおみ)氏 元東海大学教育開発研究センター教授
【概要】二宮尊徳こと二宮金次郎は、天明 7 年に小田原藩領の足柄上郡栢山村(現小田原市)で生まれました。農政家・思想家として名を残すことになる金次郎は、当時の小田原藩主大久保忠真に見出され、その恩顧を受けて報徳仕法という一家・一村から藩政に至る経済の再建策・復旧策を提唱します。それはどんな方法で、どんな特徴があったのでしょうか。
秦野市内にあった江戸時代の村35か村のうち、相給の村を含め、11か村が小田原藩領でした。また、そのうちの一つである曽屋村十日市場の米穀商磯屋の安居院庄七は、磯屋の再興とともに遠州地方(静岡県)にも報徳仕法を広めたことで知られています。今回の講演では、報徳仕法展開の前提として、金次郎による仕法の発端と小田原藩の藩政改革との関係についてお話しします。
【場所】図書館 視聴覚室
【定員】60人(申込先着順)
【申込受付】9月2日(火曜日)からお電話もしくは図書館のカウンターでお申込みください。
【問い合わせ】図書館(0463)81-7012